こんにちは!
パパ猿です。
パパ猿は雪の降る県に住んでいるため、今年の1月は除雪作業に追われていました。
会社に行く前に駐車場の除雪をし、会社に着いても自分の乗る社有車の周りの除雪をし、家に帰っても駐車場の除雪をするという生活を送っていました。
また、1月の上旬には高速道路が約2日間も通行止めになる程の雪も降り、非常に降雪量の多い月でしたね。
僕が住んでいるところでも多くの雪が降り、いつもは車で20分ほどで着く会社までの通勤が3時間かかったからなー(´;ω;`)
3時間はだいぶやばいですよ!!
プロ野球の1試合ぐらいかかってるじゃないですか!
カーポートが雪の重みで潰れている家も何軒もありましたからね。
今回は雪が降る地域はどのような家の作りをしているかをお伝えしたいと思います。
これから雪の降る地域で家を建てようとしている方、転勤等で雪の降る地域に来られる方は必見です!
1.なぜ雪に対する対策を取るのか?
対策を取る1番の理由は、雪の重みで屋根の形状が変わってしまったり、潰れてしまうのを防ぐためですね。駐車場や道路の雪は、車がハマって動かなくなってしまうことを防ぐために除雪をします。
雪の重さは、雪に含まれる水分量等で変わってきますが、一説には1㎡あたり1cmの雪が積もるとおよそ3kg、10cm積もると30kg、1m積もると300kgと言われています。雪は軽そうに見えますが積もると、とても重たくなります。
雪かきをされたことのある方は分かると思いますが、スコップに雪を満タンに乗せるとかなり重たいですよね。
家に相当な重量がかかるため、屋根に融雪システムを組んだりして対策を取ります。
また、雪が降り始める気温は大体0度前後と、とても寒いため窓も雪国は大体の家が二重サッシになっていると思います。そのほかにも床暖を入れたり、駐車場に消雪パイプを設置したり、ロードヒーターを入れたりと、雪の中でも快適に過ごせるように対策を取っています。
2.雪下ろしをしない工夫
1.でも記載しましたが、家が雪の重みで倒壊したりすることを防ぐためにも、豪雪地帯では屋根の雪下ろしは確実に行わなければなりません。
ですが、屋根の雪下ろしは非常に体力を使いますし、屋根から転落する恐れや、下ろした雪の下敷きになることがあるので非常に危険な作業です。最近では、その危険な作業をできるだけやらなくてもいいように、工夫を凝らした家が増えてきていますので、紹介したいと思います。
2.1 落雪式住宅
屋根の傾きを急にして、自然に雪が滑り落ちるようにした家です。写真は白川郷のものですが、屋根がものすごく急になっていることが分かりますよね。
落雪式住宅を作る方はほとんどの方が3階建てにし、1階を丈夫なコンクリートで作り車庫等として利用しています。1階は屋根から落ちてきた雪で、太陽光が入りづらくなってしまいます。なので1階を車庫や物置、2階をリビングされる方が多いです。
屋根から落ちてきた雪が隣の家に行かないようにしましょう。
近隣とのトラブルの原因になる可能性があります。
2.2 融雪式住宅
屋根を温めて雪を溶かしてしまうのが、融雪式住宅です。
電気や灯油を使い屋根の上を温めて溶かします。これを起動させておけば、屋根から雪が落ちてくることも少なくなりますし、雪の下敷きになることもありません。
電気代と灯油代が今までよりもかかります。
導入に対するイニシャルコストがかかります。
2.3 耐雪式住宅
雪の重みに耐えられるように、頑丈な作りになっております。柱や梁、壁を頑丈なものにして、大体3メートルまで積もった雪に耐えらるようにしているところが多いです。
屋根の雪下ろしの回数を減らすことも出来ますし、頑丈な作りなので地震にも強くなります。
一般的な家を建てるより費用がかかります。
耐雪を主としているため、おしゃれなデザインな家になりずらいです。
3. 様々な除雪対策
屋根の雪下ろしは豪雪地帯しか行いませんが、玄関先・駐車場・道路の雪かきは10㎝ぐらい積もるとだいたい行います。なので雪が降る地域では、一家に2本ぐらいはスコップを持っていると思います。
雪かきもだいぶ体力を使うので、簡単にできる除雪グッズを紹介したいと思います。紹介するものは、僕も使ったことあるものです。
3.1 融雪マット
電気で発熱するゴムマットです。
表面のゴムチップマットは、廃タイヤを使用しているものが多いです。透水性が確保されてるので、雪が降っていないときの凍結を防げます。また、滑りずらい設計になっています。
外に防水コンセントがついていればすぐ設置することができます。
僕が昔務めていた会社は、連結できる融雪マットを正面玄関の階段のところに設置していました。雪が降ってもマット部分だけ積もることはなく、朝方の凍結もありませんでした。
連結できるタイプはYahoo!で売っていたので、リンクを貼っておきます。
連結できる融雪マット 歩道用Aタイプ 単品 1000×500×20mm [雪国の春]3.2 融雪剤
塩化カルシウムを雪の上や、氷の上に撒き水分を吸収させて発熱させます。
雪が積もっているところに撒くというよりは、凍っている部分に撒き氷を溶かすことに使う方がいいと思います。実際これも昔務めていた会社で、車が入ってくる正面ゲート部分に朝と夜撒いて凍結対策をしていました。
4. 雪が降る地域で暮らすには
雪が降る地域に住む場合は、確実にスコップは必要です。
僕が住んでいるところは、降雪量が多くでも50センチぐらい積もるようなところです。ですので、2.で書いたように屋根の形状を変えている家は近所にはありませんし、屋根の雪下ろしも行ったことはありません。ですが、駐車場や家の前の道路は除雪をしなければなりません。
その際にスコップを使用します。スコップは鉄製・アルミ製・プラスチック製の3種類が基本となりますが、おすすめは鉄製のスコップです。各スコップの特性を記載します。
鉄製スコップ
スコップに雪がつくことがない。
アスファルトにあたっても、先端が曲がることがない。
アルミ製・プラスチック製と比べると重たい。
アルミ製スコップ
鉄製スコップに比べ軽く女性も扱いやすい。
アスファルトにぶつかると先端が曲がることがある。
軽い雪だとスコップにくっついてしまう。
プラスチック製スコップ
3種類の中では一番軽く女性・子供でも扱いやすい。
水を含んだ重たい雪を乗せると折れたり割れたりする。
スコップは冬場になるとホームセンターで多く売っておりますので、現物を見て買うのがいいと思います。
スコップよりも簡単に除雪することができるスノーダンプというものもあります。ソリのような形に取っ手がついたもので、雪の上を滑らせて簡単に移動することができます。
5. まとめ
いかがでしたでしょうか?
豪雪地帯では、家を建てる際に屋根の形状を変えたり、屋根の下に電気や灯油を流し温かくしたりと、様々な工夫を凝らし家が雪の重さで潰れないようにしていますね。
そこまでの豪雪地帯ではなく、僕が住んでいるところと同じぐらいの積雪量であれば、屋根の雪下ろしは必要ないと思います。僕も今まで一度も行ったことがないので。
後は簡単にできる雪対策のグッズがあれば、初めて雪が降るところに住む方でもそこまで苦労しないと思います。
雪かきは近所の方と協力しながら、怪我せずに行ってくださいね!!
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